動物生態学研究室では、淡水魚から昆虫、鳥類など幅広い生物を対象に、野外における生物集団の進化や生態の研究を行っています。野外の生き物がどのような自然選択をうけて生息環境へ適応したのか、そして多様な種へと分かれてきたのか、という進化生態学的な課題を中心に、生物集団が環境変動によってどのように変化しているのか、多様な生物がどのように共存しているかなど、生態学や保全に関連した課題を研究テーマとしています。教員は世界各地で調査を実施するような壮大な研究から、身近な場所で身近な生物を対象とする研究まで、様々なスケールで研究を行っています。野外調査を基本としながらも、野外での観察だけでは解明できない部分を、実験室内での詳細な観察やDNA解析など様々な手法を用いて研究しています。