動物行動学

スタッフ

森 哲

Phone
075-753-4075
fax
075-753-4075
email
gappa(at mark)ethol.zool.kyoto-u.ac.jp
職階
准教授

鈴木 俊貴

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075-753-4099
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toshi.n.suzuki(at mark)gmail.com
職階
特定助教(白眉センター)

研究内容

 動物行動学の4つの課題とされる行動の機能、メカニズム、個体発生、進化の解明を目標としています。 対象動物は多様で、昆虫類などの無脊椎動物から爬虫両生類や鳥類などの脊椎動物にまでわたっています。目的に応じて野外観察、室内実験を使い分けて研究を行っていますが、いずれの場合も対象動物のナチュラルヒストリーに関する知識が重要という認識をもとに、個体レベルの行動観察を基本に研究をすすめています。
 現在2名の教員が所属し、それぞれ以下のような研究を行っています。

ヘビ類の採餌行動と対捕食者行動の機能と進化の研究(森 哲)
 ヘビ類の採餌行動と対捕食者行動の機能と進化について、主に2つのテーマで研究しています。 1つ目は防御用の特殊な器官である頸腺を備えたヤマカガシ類を対象とし、その対捕食者行動および、頸腺の構造や生理的メカニズムの研究を京都大学農学研究科や海外の大学等の研究者と共同して行っています。特に、頸腺毒成分が餌のヒキガエルやホタル由来であることに注目し、餌毒の再利用に関わる行動学的、生態学的研究をすすめています。 さらに、国外産の種との比較研究により頸腺に依存した防御システムの進化過程と多様化について探求しています。 2つ目は沖縄に生息するヒメハブの採餌生態に関する長期野外研究で、採餌場所への移動パターンや待ち伏せ場所に対する個体ごとの安定性などを20年以上にわたって調べています。
 
鳥類の音声コミュニケーションの生態的意義と認知基盤(鈴木俊貴)
 鳥たちの多彩な鳴き声に魅了され、研究者になりました。主な対象はシジュウカラ科に属する鳥類。フィールドでの行動観察や実験を軸として、鳴き声の意味や文法構造の解明に取り組んでいます。最近では、異種間での音声利用やコミュニケーションの発達過程に関しても研究をおこなっています。また、種間比較や地域間比較からコミュニケーションの進化に迫る国際共同研究も進行中です。動物行動学に認知科学や言語学の知見を積極的に取り入れることで、(ヒトの言語を含む)動物のコミュニケーションの適応・進化を包括的に理解するための研究の枠組みを作りたいと考えています。

 このほかに16名の大学院生が所属し、昆虫、両生類、爬虫類、鳥類を対象として、採餌行動や対捕食者行動、種間コミュニケーションに関する研究など、多岐にわたる課題に取り組んでいます。