修士課程大学院入学試験
災害・非常事態が発生した場合の試験実施・順延・中止に関する連絡について
災害・非常事態が発生した場合の試験実施・順延・中止に関する情報は,当日の定められた時刻に下記ページでお知らせいたします。
修士課程大学院入試での英語外部検定試験スコアの利用方法について[2023年度入試より]
2023(令和5)年度 修士課程大学院入学試験(2022年夏に実施)より、英語科目に関しては筆答試問を行わず、英語外部検定試験スコア提出により英語能力を評価します。対象となる英語外部検定試験は、
・TOEFL-iBT(Test Dateスコアを提出;Home Editionも可)
・IELTS(アカデミックとジェネラル・トレーニングのいずれも可)
・英検(英検S-CBTも可)
・TOEIC(L&RとS&Wの両方が必要)
の4種類で、読む・書く・聞く・話すの4技能を総合した評価を行います。これら複数の外部試験スコアについてヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)を参考に作成した下記の表にしたがい換算得点を算出して成績評価に用います。なお、換算得点で100点から50点までと、50点から最低点(0点または10点)までの得点は、それぞれ線形に補間して算出します。満点に相当する100点を超える換算得点は100点として扱い、小数点以下は切り捨てとします。
どの外部検定試験についても、当該試験実施年の2年前の9月以降に受験したものに限り有効としますのでご注意ください。また、出願時にスコア提出が出来ない場合にも、試験日1週間前(郵送/窓口 17時必着)までにスコアを提出することで受験可能とする方針です。
英語外部検定試験の利用における障がい等のある方への配慮について(2022年1月17日追記)
採用する4種類の英語外部検定試験それぞれで、様々な障がい等がある方へ合理的配慮に基づいた試験実施とスコア算出の対応が講じられており、各試験HPでも情報が公開されています。生物科学専攻では、そうした配慮に基づいて実施された試験の公式スコアを有効としますので、受験生それぞれに合った外部検定試験を選択して受験してください。
英語外部検定試験スコアの換算表
TOEFL-iBT | IELTS | 実用英語技能検定 | TOEIC * (L&RとS&W) | 換算得点 |
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95 | 7.0 | 2600 | 1845 | 100 |
42 | 4.0 | 1950 | 1150 | 50 |
0 | 0 | 0 | 10 | 0 |
* TOEIC L&R/TOEIC S&Wについては、TOEIC S&Wのスコアを2.5倍にしてTOEIC L&Rのスコアと合算して判定する。
2025年度修士課程大学院入学試験の募集要項
2025年度4月(または2024年10月)入学の修士課程に志願する方は、理学研究科 入試情報ページから
「2025(令和7)年度 京都大学大学院理学研究科修士課程学生募集要項」を確認のうえ出願してください。
募集分科
動物学系
分科: 代表教員 | 研究内容など |
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自然人類学: 中務真人 nakatsuk(at)anthro.zool.kyoto-u.ac.jp | 人類の進化、適応、変異に関して、発掘調査、比較解剖学、バイオメカニクス、安定同位体 分析などの方法を用いて研究をおこなっている。 こちらもご参照ください。 |
人類進化論: 中川尚史 nakagawa(at)Jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp | 行動進化の観点から「自然における人間の位置」を明らかにすることを目的としている。ヒト以外の霊長類の行動をヒトの行動と比べることより、ホミニゼーション(ヒト化)が起こった過程や人間性の進化を考察する。 |
動物系統学: 中野隆文 nakano(at)zoo.zool.kyoto-u.ac.jp | 主として内陸棲動物を対象に、野外調査と博物館標本調査に基づいて、分類学、系統学、生物地理学、比較・機能形態学などの総合的な自然史学的研究を行う。 |
海洋生物学:下村通誉 shimomura.michitaka.5w(at)kyoto-u.ac.jp (フィールド科学教育研究センター) | 主として海産動物を対象とした行動生態、個体群生態、群集生態、分類、系統、進化、寄 生・共生関係、比較形態、比較発生、生理生態、分子系統、生物地理などの自然史学に関する 研究を行う。研究は主に、フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所 (和歌山県白浜町)で実施す る。 |
動物行動学: 森哲 gappa(at)ethol.zool.kyoto-u.ac.jp | 野生動物の行動について、自然史学的なアプローチを重視し、個体をベースとした視点から、野外または飼育下における観察・実験による研究を行う。 |
動物を中心とした生態学全般を幅広く扱う。研究テーマも種内の個体間関係を重視した動物 個体群の研究、種間関係の解析を中心とした生物群集の研究、生物多様性の維持機構など、幅 広く扱う。 | |
生態科学 I: 中野伸一nakano(at)ecology.kyoto-u.ac.jp | 動物に限らず植物・微生物を含めた多様な生物の共存機構および生物多様性の維持・創出機構と保全に関する研究を、陸域・水域・流域のフィールドにおいて進めている。生態学研究センターホームページ |
動物発生学: 高橋淑子 yotayota(at)develop.zool.kyoto-u.ac.jp | 動物の体作りのメカニズムを理解するため、脊椎動物(主にトリ胚)と尾索類(ホヤ)を用 いて、遺伝子レベルから個体レベルまで幅広くカバーした研究が進行中である。 |
環境応答遺伝子科学: 秋山秋梅 qzhang(at)kingyo.zool.kyoto-u.ac.jp | 放射線や活性酸素によるDNAの損傷とその修復、突然変異の生成と抑制、および酸化ストレ スへの防御機構、細胞死、個体寿命・老化、生殖への影響について研究する。 |
植物学系
分科: 代表教員 | 研究内容など |
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植物生理学: 野田口理孝 notaguchi.michitaka.4k(at)kyoto-u.ac.jp | 生物多様性の約7割が過去50年で失われたとされ、地球上でエネルギーの一次生産者として 生物生態系を支える植物もその例外ではない。私たちは、植物の生物としてのポテンシャルを 科学的に明らかにすべく、太陽光の局所的な受容から個体レベルでの全身応答について、分子 機序、細胞内動態、細胞・組織間におけるシグナル伝達機構に関する研究に取り組んでいる。 |
形態統御学: 小山時隆 oyama(at)cosmos.bot.kyoto-u.ac.jp | 植物など光合成生物の時計の性質や時間の計り方を、細胞時計の外部環境応答や個体内部での秩序形成の観点から明らかにしています。発光レポーター系を駆使した細胞レベルの観測や操作を軸に研究を進めています。 |
植物系統分類学: 田村実 mntamura(at)sys.bot.kyoto-u.ac.jp | 野生植物を対象として、様々な形質情報(外部形態、解剖学的・発生学的形質、生態学的情 報、染色体情報、DNA等の分子情報、その他)を解析し、植物の系統進化過程の科学的解明を めざしている。 |
植物分子生理学: 松下智直 mat(at)gr.bot.kyoto-u.ac.jp | 植物が示す驚異的な環境適応能力の分子基盤として、環境刺激に応答したゲノム規模の遺伝子発現制御、およびその結果もたらされるプロテオームの多様化やオルガネラの機能分化、また細胞・組織・器官間で行われる長距離シグナル伝達などの過程に着目し、それらの現象を遺伝子、タンパク質および細胞レベルで研究しています。 |
植物分子遺伝学: 鹿内利治 shikanai(at)pmg.bot.kyoto-u.ac.jp | 植物が環境に応答してその能力を最適化する分子戦略を遺伝学を基礎に明らかにしています。光合成、葉緑体、RNA編集、植物幹細胞、オルガネラ核様体などのキーワードで、遺伝学に加えて、生理学、生化学、分子生物学、細胞生物学の手法を用いて多面的に研究しています。 |
生態科学Ⅱ: 工藤洋 kudoh(at)ecology.kyoto-u.ac.jp (生態学研究センター) | 生物どうしあるいは生物と環境との相互作用を、植物を軸として理解することを目指しています。熱帯や島嶼の森林におけるフィールド研究や、種間の情報伝達に関する操作実験、さらには分子遺伝学的手法や理論的手法などを駆使しながら、生物をめぐる関係性の理解に取り組んでいます。研究は生態学研究センター(大津市)において行われる。 |
生物物理学系
分科: 代表教員 | 研究内容など |
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構造生理学: 杤尾豪人 tochio(at)mb.biophys.kyoto-u.ac.jp | 細胞内の情報伝達過程を、タンパク質や核酸などの生体高分子の構造や生化学的性質の観点 から研究する。 |
理論生物物理学: 高田彰二 takada(at))biophys.kyoto-u.ac.jp | 分子レベルの生命現象についての理論および一分子実験研究、あるいは分子進化研究を行う。 |
分子生体情報学: 今元泰 imamoto(at)rh.biophys.kyoto-u.ac.jp | 視覚をはじめとする光生理現象の分子・細胞レベルでの研究。 |
神経生物学:川口真也 kawaguchi.shinya.7m(at)kyoto-u.ac.jp | 動物の脳神経系がはたらく仕組みについて、分子から細胞・神経回路・動物個体における行動制御まで、階層を縦断して理解することを志向した研究を行う。 |
ゲノム多元統御学:西山朋子 tomoko.nishiyama(at)biophys.kyoto-u.ac.jp | 生物のゲノム高次構造が構築される仕組みと、ゲノム高次構造が染色体や細胞・個体の機能を制御する仕組みを解明する。 |
分子発生学:船山典子 funayama(at)mdb.biophys.kyoto-u.ac.jp | 多細胞生物が複雑なかたちの体を精妙につくり上げる分子細胞メカニズムを研究する。 |
数理生命科学:望月敦史 mochi(at)infront.kyoto-u.ac.jp (医生物学研究所) | 数理科学や計算科学などの理論的方法を用いて、分子・細胞レベルの様々な生命現象の解明を進める。 |
生体分子情報学:柘植知彦 tsuge(at)scl.kyoto-u.ac.jp (化学研究所) | 生物に共通するシグナル伝達の分子メカニズムを、植物実験系の利点を活かして解明する。 |
微生物生態進化学:緒方博之 ogata(at)kuicr.kyoto-u.ac.jp (化学研究所) | 分子から地球環境まで俯瞰する広い視野で最新の大規模生命データを解析し、微生物の多様 性・生態・進化のメカニズムを解明するための研究を、野外調査・実験科学・バイオインフォ マティクスを駆使して行う。 |
霊長類学・野生動物系
分科: 代表教員 | 研究内容など |
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身体制御機構学: 平崎鋭矢 hirasaki.eishi.6x(at)kyoto-u.ac.jp (犬山キャンパス) | ヒト特有の運動や行動特性を実現している身体制御機構およびその進化的起源を明らかにす ることを目指す。 |
ヒトとサルを対象として、社会行動・コミュニケーション・記憶等のヒトの行動特性の基盤となる神経機構およびその進化的起源をあきらかにすることを目指す。 | |
霊長類の脳を構成する複雑かつ精緻な神経回路(ネットワーク)の機能と構造を探求し、それを基盤にして獲得される多様な脳機能をシステム的に理解することを目指している。 | |
ヒトを含む霊長類の進化、行動特性、環境応答など生理学的側面、および感染症など疾病に 係る病態やその分子細胞生物学、免疫応答といった病理学的側面について、実験と理論の両面 から研究する。 | |
ヒト以外の霊長類を対象として実験動物科学の観点での研究をおこなう。 | |
陸棲及び海棲の多様な野生動物(哺乳類、鳥類等)を対象に、フィールドワークを通じてその生態・行動・社会を理解する。行動観察法や遠隔モニタリング技術(バイオロギング、トラップカメラ、ドローンなど)を統合した研究や、人間活動と野生動物との相互関係に関する研究に取り組む。 | |
陸棲及び海棲の野生動物(哺乳類、鳥類等)を対象に、主にラボワークを通じてその生態・行動・社会を理解する。具体的には、DNA分析や寄生虫分析による集団の遺伝的多様性や感染症の解明、ホルモン分析による個体の生理モニタリング、および希少種の生殖細胞保存などに取り組んでいる。 | |
自然環境に生息する各種霊長類を主な対象とし、その土地利用と採食、文化的行動の獲得と 伝播、霊長類の寄生虫生態学、自己健康管理行動、性行動と繁殖、社会行動とコミュニケー ション、社会構造、個体群動態等を環境との関係において解明する。また、霊長類における保全生物学の確立をめざす。 |
過去の入試問題
問い合わせ
●入学試験の手続きについて
〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
京都大学 大学院理学研究科 大学院教務掛
TEL:075-753-3613
FAX:075-753-3624
●志望する分科について
各研究室の教員に直接連絡を取ること
連絡先は各分科のホームページを参照
公開投稿日:2024.04.19
最終更新日: